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【採用・マーケティング向け】今、企業がショート動画を活用すべき5つの理由

こんにちは。株式会社K.OFFICEの奥休場です。

SNSやYouTubeで人気のショート動画は、若い世代(Z世代)を中心に利用者が急増している注目のコンテンツです。
最近はYoutuberや個人アカウントだけでなく、企業がショート動画を活用している光景を目にしているのではないでしょうか。

ショート動画はただのエンタメに思われがちですが、活用次第で「企業の利益に直結するコンテンツ」になります。

そこで今回は、企業がショート動画を活用することで得られる具体的なメリット、実際に運用していくためのポイントを詳しく解説していきます。
記事を読んでいただければ、ショート動画の活用方法に悩んでいた方も新たな活路を見出せるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.企業にとってのショート動画の重要性

tiktok アカウント

1分以内の縦型短尺動画を「ショート動画」と呼び、企業のマーケティング活動において重要な立ち位置となっている存在です。

特に、SNSやインターネットネイティブである若年層やZ世代から高い支持を得ていますが、実際40代や50代からの閲覧数も徐々に伸びていて、利用者は急拡大しています。

「興味喚起」に大きな影響を与えるとされるショート動画の重要性についてまずは解説していきます。

 

1-1.情報伝達の効率化

今やインターネットが当たり前の時代になり、あらゆる情報が溢れていますが、近年は文字だけでなく映像による情報取集も当たり前になっています。
視覚による情報は、文字だけよりも情報量が7倍になるとされ、動画になれば5000倍にまで及ぶといわれ、情報伝達のスピードも急加速している状態です。

その大量の情報を取捨選択していく中で、最近ではタイパ(タイムパフォーマンス)意識を重視する世代が増え、短時間で情報収集やコンテンツを楽しむ傾向が非常に強まっています。
まさに効率良く情報を消化できるショート動画は、現代と相性が良く、ニーズを捉えたコンテンツといえるため、企業の情報発信ツールとして利用しない手はありません。

また、発信側の目線においても、ショート動画は短時間のコンテンツ(どちらかといえばカジュアル・気軽な内容が好まれる)になるため、編集の労力も比較的少なく、効率的な情報伝達ツールとして便利な存在です。
慣れた方なら自身のスマホで撮ったものを、その場でスマホで編集してUPすることができるでしょう。

 

1-2.顧客エンゲージメントの向上

顧客エンゲージメントとは「企業と顧客の信頼関係」を指します。
物やサービスがこれだけ溢れているからこそ、顧客と近い距離感や信頼関係をどれだけ構築できるかが鍵を握っています。

そこで、ショート動画は顧客体験をDX化できるツールかつ短時間で接点を作れる優れたコンテンツであるため、上手に活用できれば顧客エンゲージメントを向上させるフックになるでしょう。

特に若い層は、隙間時間があればスマホでショート動画を流し見していく風潮もあるため、企業が上手く活用できれば顧客エンゲージメントを最も高めやすい方法ともいえるでしょう。

 

1-3.ブランド認知度の拡大

ショート動画は「短時間かつ気軽に楽しめるコンテンツ」という特性があるがゆえに、「顧客がシェアしやすい=拡散しやすい」といった側面があります。
したがって、思わずユーザーが興味を引かれてしまう刺激的なショート動画を提供できれば、一気に拡散が狙え(つまりバズる)、多くの方へアプローチ可能です。

拡散によって露出が増えれば、これまで自社に興味が無かった層にも触れることになるため、認知度を拡大するチャンスが一気に高まるといえるでしょう。

また、ショート動画は文章や画像ではなく、短時間の映像という視覚的アプローチによって物やサービスの内容だけでなく、企業の空気感といった本質部分も伝えやすいため、自社の魅力を最大限伝えられる点もメリットです。

 

1-4.売上促進

ショート動画の利用ユーザーは、若年層やZ世代、40代以降の世代においても年々増加傾向になっている状態です。
加えて利用者の増加に伴い、感度の高い企業がショート動画を活用しユーザーへアプローチをかけていることもあり、ショート動画が購買に影響を与えると感じている層も増えています。

したがって、売上促進を狙ったショート動画の活用は極めて重要であり、令和に適した売上施策として重要なコンテンツといっても過言ではないでしょう。

事例としては、10代の学生から30代までの女性ワーカーをターゲットにしているお菓子メーカーがTikTokのショート動画を活用したことで、売上計画比の3〜6.8倍の売上を達成するといったケースもあります。
ショート動画にて、一般ユーザーのUGC数増加による認知拡大、インフルエンサーを巻き込んだハッシュタグチャレンジの拡散による効果が大きかったようです。

 

2.企業がショート動画を活用すべき5つの理由

撮影風景

ここからは、企業がショート動画を活用すべき5つの理由について具体的に整理していきます。

  • 理由1:視聴者のニーズに合致
  • 理由2:拡散力が高い
  • 理由3:競合との差別化
  • 理由4:顧客とのコミュニケーション強化
  • 理由5:データ分析に基づいた改善

 

2-1.理由1:視聴者のニーズに合致

ショート動画は、タイパを重視する世代と相性が良いコンテンツです。

具体的には、以下3つのニーズに応えているといえます。

 

2-1-1.短時間で情報伝達できる

ショート動画は、文字や画像の情報比べて、短い時間で情報伝達が可能です。

1分以内、それこそ10秒や20秒といった短い時間の中に情報を集約することが可能で、視聴者も気軽かつ簡単に情報収集できるため、隙間時間など日常の合間で利用できる画期的なコンテンツの一つといえます。

発信側としても動画の制作や投稿が手軽にできるだけでなく、短時間で視聴者に強烈なインパクトを与えられるコンテンツとしてメリットは大きいでしょう。

 

2-1-2.飽きずに最後まで視聴できる

ショート動画は短ければ数十秒、長くても1分で終わるコンテンツです。
多少でも興味が持てる内容であれば「とりあえず最後まで見てみるか」と気軽に視聴できるため、視聴者が飽きずに最後まで視聴してもらえる魅力があります。

特にこれまで主流だった、大量の文字を読むメディア記事・数十分近い広告動画は、情報量を多く伝えれるメリットがある反面、興味が沸かなければ途中で離脱してしまうデメリットがありました。

視聴者は負荷がかかるコンテンツは避けたいと考えているため、ショート動画からの情報はニーズに合っているといえます。

 

2-1-3.スマホで手軽に視聴できる

ショート動画は、縦動画と呼ばれるスマホやタブレットを縦型にした状態で楽しむコンテンツであるため、モバイル端末で手軽に楽しむことができます。

インターネットを利用する大半が、モバイル端末でアクセスするようになっているため、視聴しやすいショート動画が支持されるのも納得です。

 

2-2.理由2:拡散力が高い

ショート動画の「手軽さ」という性質によって、シェアされやすい・視聴されやすい特徴があるため、一度注目されると爆発的な拡散力が期待できるコンテンツです。

具体的には以下3つのメリットがあります。

 

2-2-1.バズる可能性が高い

ショート動画は短時間で楽しめるコンテンツになるため、隙間時間を利用して閲覧するユーザーがほとんどです。
電車の中、休憩時間、就寝前など少しの時間だけで利用できるため、学生から社会人、平日・休日問わず常に視聴者がいます

したがって、注目を浴びた時の拡散力が高く(=バズりやすい)、拡散するスピード力も驚くほど早い点が特徴であり魅力といえるでしょう。

仮に一度バズっただけでも、「この会社名聞いたことがある」「この経営者見たことがある」と印象を残せる可能性が高く、ビジネスに良い影響を与えた事例は数多く存在します。

 

2-2-2.多くのユーザーにリーチできる

ショート動画は、自社の商品・サービスに興味を持っている層だけでなく、まだ存在すら知らない・興味がなかった層(潜在層)にもリーチできる可能性が高い点も魅力です。

これまでアプローチが届かなかった層を開拓できれば、新規顧客の獲得だけでなく、ブランド力の向上や商品に対する新しい発見が得られる可能性もあります

ちなみに仕組み自体に触れておくと、TikTok・YouTubeはフォローしていないユーザーに対しても、エンゲージメントが高い投稿などは積極的に表示されるシステムになっています。
また、過去の閲覧履歴データから関連した内容も表示されやすい点もあるため、新規ユーザーに自動でアプローチをかけられるのも特徴です。

 

2-2-3.低コストで大きな効果が期待できる

ショート動画は投稿自体に費用は一切かからないため、拡散さえすればばお金をかけずに情報発信が可能です。
ショート動画を作成する上で費用はかかりますが、それでも一般的な広告費と比較すれば低コストで効果が期待できるといえます。

例えば、WEB広告といえば「リスティング広告」をイメージする方も多いと思いますが、多くの方にリーチをかけようとすると、何十万、何百万と費用をかける必要があります。
ショート動画もリスティング広告もそもそもの狙いや目的は異なるものの、単純に認知度を上げるためのコストだけで考えれば差は歴然です。

また、拡散力も大きく異なるので、ショート動画は大きな効果が期待できるでしょう。

 

2-3.理由3:競合との差別化

ショート動画の活用によって、競合他社が多い商品やサービスのジャンルを扱っていても差別化を図ることができます。

今でこそ、企業アカウントのショート動画を目にする機会は増えてきましたが、それでも全体数から見れば一部の企業しか活用はしていない状態です。
ショート動画は、一般的な広告とは全く別のアプローチをかけることになるため、顧客からの見え方も変わり差別化を狙うチャンスが生まれるでしょう。

具体的には、以下3つが狙えます。

 

2-3-1.他の企業との差別化を図れる

ショート動画は、短時間動画という性質からビジネスで活用してもカジュアルな内容になりやすい点がありますが、その分「ユーザーとの距離感が近い」「親近感がある」「バックグラウンドが見える」といったメリットがあります。
これはWEB広告や新聞・雑誌広告にはない側面であり、テレビCMとも全く別物になる訴求方法です。

したがって、似たような商品やサービスでも別アプローチをかけることで、印象や魅力の伝達において大きな差別化を図れます

もし、「品質が高い商品であるにも関わらず売上が伸び悩んでいる」「採用が思うように進まない」のであれば、この機会にアプローチを変えてみるのがおすすめです。

 

2-3-2.先進的なイメージを与えられる

ショート動画を企業が活用しているのは、まだまだ一部の企業だけですので、導入を進めるだけで企業に対して先進的なイメージを持ってもらえる可能性があります。

ここでいう先進的なイメージとは、「流行に乗れている企業」といった単純な話だけではありません。

例えば、

  • 製品に対する先進的な印象
  • 品質の高さを証明(積極的な情報開示)
  • 新しいものを取り入れる柔軟な社風

といったイメージまで与えられる可能性があるため、より商品や企業に対する信頼感を高めるフックにもなります。

 

2-3-3.顧客に新鮮な印象を与えられる

ショート動画は顧客に「新鮮な印象を与えるコンテンツ」としても最適です。
つまり、見た時に新しさやこれまでと何か違う印象にワクワクするといった状態になりやすいといえます。

これまでの広告であれば、商品やサービス紹介をしていく内容がメインでした。
しかし、ショート動画であればさまざまな形態で情報を提供できるので、アプローチ次第では「なんだかおもしろそうな会社だから、商品を使ってみるか」「こんな会社で働いてみたい」といった新しい販路開拓にもつながります。

 

2-4.顧客とのコミュニケーション強化

youtube画面

ショート動画はSNSもしくはYouTubeがベースになりますが、一方的に配信する広告と違い、ユーザーとコミュニケーションを取りやすい点も魅力です。

ショート動画特有のコミュニケーションの利点について、詳しく見ていきます。

 

2-4-1.顧客との双方コミュニケーションが可能

ショート動画は、配信するプラットフォームの機能によって、動画の配信者と受信者で気軽にコミュニケーションを取れる環境が用意されています。

俗にいう「いいね」や「コメント」がその部類に当たりますが、ショート動画を通してダイレクトに双方でやり取りができるので、より企業と顧客の距離感が近くなる点が特にメリットです。

今、物やサービスを売るためには「UX(ユーザー体験)」をどこまで高められるかが重要な要素になっています。
コミュニケーションで信頼関係を高めていくことも、UXを向上させる一つの施策になるという点も覚えておきましょう。

 

2-4-2.顧客の声を収集できる

コミュニケーションが取れるということは、顧客からのリアルな声を直接拾えるツールになります。
気軽にやり取りができる分、ポジティブな声だけでなくネガティブな声が届く場面も多くなりますが、アンケート調査などデータで声を集めるよりも圧倒的な早さで収集が可能です。

さらに、無料で使えるプラットフォームであれば、ショート動画を通して顧客の声を収集するのにコストはかかりません。

加えて、コミュニケーションが取れることで、1つの事案に対してより深掘りできる可能性もあるため、他のデータ収集にはないメリットもあるといえます。

 

2-4-3.顧客ロイヤルティの向上

ショート動画を活用していくと、顧客との距離感が非常に近くなるため、投稿数が増えていくほど顧客ロイヤルティが向上していきます。

一度興味が湧けば、ショート動画を発信しているアカウントをフォローする人が多いため、毎日意識をしなくても動画を目にする場面が増えていきます。
そうなっていけば親近感が次第に増えていくため、顧客が企業に寄せる信頼感も同時に増していくことになるでしょう。

顧客はありとあらゆる物やサービスが選べる状況にあるため、自分が信頼できる企業でなければ手を出さないケースも多々あります。
したがって、顧客ロイヤルティを高める施策は今後より欠かせなくなるはずです。

 

2-5.データ分析に基づいた改善

配信したコンテンツは、使用するプラットフォームの分析機能を使って、データの収集が可能です。

視聴者からの反応を感覚ではなく、明確な数字データを集められるので、結果に合わせた改善策が打ちやすいのもショート動画を活用するメリットでしょう。

 

2-5-1.視聴データ分析で効果を測定できる

ショート動画が利用できるプラットフォームでは、各機能としてデータ分析ができる仕様になっています。

例えばYouTubeでは「YouTubeアナリティクス」と呼ばれる機能があり、単に視聴回数だけでなく、

  • 視聴者の属性
  • クリック率
  • 視聴時間
  • エンゲージメント

等のデータを簡単に収集が可能です。

現在のコンテンツに対する確かな数字データが分かれば、より効果につながる最適な改善策を立てることができます
もし、「視聴者の属性が想定している層と異なっている」と分かれば、ショート動画の内容や方向性を変えて適切なアプローチを仕掛けしていくのが効果的です。

これらのデータはプラットフォーム側が自動で収集してくれるため、企業側は手間をかけずに効果測定ができる点はメリットでしょう。

 

2-5-2.改善を繰り返すことで効果を高められる

コンテンツに対するデータは「いつでも」「何度でも」収集が可能です。
ということは、データ分析を繰り返し行い、改善策を何度でも打つことができるといったPDCAサイクルを回しやすい環境が揃っています
改善を繰り返し行なっていくことは地道ではあるものの、効果を高めていく鉄則の方法です。

ショート動画はこういった効果を高めやすい環境が整備されている点は大きな魅力といえます。

 

 

3.企業が取り組むべき3つのポイント

撮影風景

では実施にショート動画を活用するフェーズにおいて、企業が取り組むべき3つのポイントについて解説していきます。

 

3-1.目的とターゲット層を明確にする

まずは目的とターゲットを明確にしておきましょう。
根源に当たる部分であり、方向性をハッキリさせた上で運用していかなければ期待している効果が出ない形になります。

それぞれ詳しく見ていきます。

 

3-1-1.ショート動画制作の目的を明確にする

ショート動画をどういう目的で運用するのか、どんな効果を狙いたいのか明確に決めておきます。
目的次第でコンテンツの内容や設計も変わってしまいますので、最初の時点で明確にしておいてください。

目的は企業によってさまざまですが、

  • ブランディングの向上
  • 認知度の向上
  • 顧客とのコミュニケーション
  • 人材採用
  • SNSやYouTubeの広告収入

など、ショート動画の目的を具体的にしておきましょう。

 

3-1-2.ターゲット層のニーズを把握する

次に、目的に対するターゲット像をイメージし、どんなことが自社のショート動画に求められているか(ニーズ)を抽出しておきます。
この正しいニーズの把握は非常に重要なポイントとして認識しておきましょう。

なぜなら、仮にショート動画がバズったとしてもニーズからズレている場合、本来届いてほしい層ではない別のターゲットにヒットしてしまい、目的に対する効果が出ないといったケースが起こってしまうからです。

「届けるべき相手が求めているニーズに応える」という視点が大切になるため、時間をかけてでも考察しましょう。

 

3-1-3.ペルソナ設定を行い、具体的な人物像を想定する

先ほど、イメージしたターゲット像をより具体化していきます。
いわゆるペルソナ設定です。

ペルソナが明確になっているほど、目的に対して効果の高いコンテンツ制作が可能になるため、単に性別や年齢といった基本情報だけでなく、経歴や趣味・趣向、価値観など細かい部分まで設定する必要があります。

具体的には、

  • 名前・性別・年齢・居住地
  • 家族構成
  • 勤務先・職業・勤務地
  • 年収
  • 学歴
  • 趣味・趣向
  • 性格
  • 生活行動パターン
  • 悩み・抱えている問題(エピソード含む)

まで細かく設定しておくのをおすすめします。

▽ペルソナ設定について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。▽
成功の鍵は顧客理解にあり!企業マーケティングにおけるペルソナの重要性

ペルソナ設定の経験がない・少ないと時間を要する部分になるかもしれません。
「的確なペルソナが設定したい」「時間をかけたくない」と考えているのであれば、マーケティングに実績がある会社からのサポートを受けるのも一つの手です。

 

3-2.効果測定を行い、改善を繰り返す

ショート動画を制作・配信した後は、必ず効果測定を行い、抽出したデータを分析し改善策を打っていくスキームは必須です。

具体的に実施すべきアクションを解説していきます。

 

3-2-1.KPIを設定し、効果を測定する

効果測定を行う前に、KPIを設定していきます。

KPIとは:目標達成度を数値で可視化したもの。ゴールまでのプロセスの達成状況を表した指標

KPIを設定しておけば、コンテンツに対して客観的な評価ができるだけでなく、目標に対する達成度を共有できるため、組織内で改善策を検討する材料にもなります

KPIの設定は、ショート動画の目的によって内容が異なります。
具体的な例は、

目的 KPIの設定
認知度を拡大 ・インプレッション
・視聴回数
・ユニーク視聴者数
・関連動画からの流入
ブランディング向上 ・チャンネル登録者数
・評価数
・コメント数
・自社サイトへのCV率
採用拡大 ・チャンネル登録者数
・評価数
・採用ページへのCV率
・視聴回数

といった形で、目的に対する正しい指標をピックアップし、目標とするKPIの数値を設定しておくようにしてください。

後は、配信したコンテンツ毎のデータを追っていき、どれだけ達成できているか情報を収集していきます。

 

3-2-2.分析結果に基づいて改善を行う

データがある程度集まった時点で、現時点のコンテンツの分析と評価をしていき、よりゴールに近づいていくための改善策を練っていきます。

例えば、

  • 視聴回数が伸びていないため、「最初の3秒」で興味を引く構成を考える
  • サムネイルを改善し、興味を引く
  • インプレッションを起こす導線を設定する

など、分析結果によって対策案を考えてください。

なお、改善策を考える上で、SNSやYouTubeの仕組みやアルゴリズム、トレンドの把握など一定数以上の知識は必要です。
企業側のノウハウを蓄積するためにも、常にインプットも進めるようにしましょう。

 

3-2-3.継続的にショート動画制作の質を高める

ここまで説明した分析と改善は一度すれば良いというわけではなく、継続的に行なっていき、ショート動画の質を高めていくことも忘れてはいけません。

人気アカウントの動画内容(過去の制作物も含めて)を見ると分かりますが、アカウント開設当時の動画と最新の動画で比較するとあらゆる点で制作物のクオリティが変わっているケースが多々あります。
これは、動画を制作していく中で、継続的にデータの分析と改善を繰り返していったため、結果的に質が向上していった良い例といえるでしょう。

ちなみに、動画制作のクオリティを飛躍的に向上させたい、時間をかけずに早く質を上げたいのであれば、動画制作会社の支援を検討するのがおすすめです。

 

3-3.ショート動画制作の専門家とパートナーシップを築く

打ち合わせ風景

自社にノウハウがない、人材がいないのであれば、専門家とパートナーを築くというのが有効かつスピード感も早い手段になります。

注意すべきは、動画制作会社は無数に存在している状況のため、「発注費用が安いから」といった理由で相手を選んでしまうと、思ったような結果が得られない可能性があります。

パートナーシップを築く上でのポイントを3つ解説します。

 

3-3-1.自社のニーズに合った制作会社を選ぶ

質の高い動画制作するには、自社のニーズに応えられる制作会社を選ぶのは必須です。

おそらく、

  • ショート動画制作のコンテンツ企画から依頼したい
  • クリエイティブ色が強い制作会社に依頼したい
  • 〇〇分野に精通している制作会社に依頼したい

など、各企業で求めるニーズがあると思います。

したがって、動画制作会社を複数比較し、自社とマッチする業者を選ぶようにしてください。

その際、以下のポイントを比較すると、自社とマッチするか判断しやすいと思います。

  • 制作実績や評判
  • 対応可能なサービスの領域
  • 得意ジャンル
  • SNSやYouTubeの上位表示に対する知識や対策
  • 制作コストの詳細
  • アフターフォローの内容

 

3-3-2.制作過程を密にコミュニケーションを取る

パートナーへ動画制作の依頼をかけた後は、定期的にコミュニケーションを取りながら制作物の状況を確認するのが大切です。

よくあるパターンとして、依頼をかけてから完成まで一度もチェックしなかったことで、完成物がイメージと大きく異なり、最初から作り直しを依頼する形になったなど、手間や時間が無駄にかかってしまうケースもあります。

お互いで制作過程を共有できていれば、都度細かい修正ができるため、スピーディーかつイメージに近い動画になるはずです。

また、一方的なコミュニケーションにならないよう、レスポンスが早い・コミュニケーションが取りやすい業者を選ぶのも大切なポイントになります。

 

3-3-3.良質なショート動画を実現する

ショート動画の質には、とことんこだわることが必要不可欠です。
ここでいう質とは、単に「映像の質が高い」「とにかくおしゃれ」「デザイン性が高い」だけのことを差すわけではありません。

「ショート動画の目的を達成できるクオリティ」という意味での質になりますので、自社が求める要素を達成しているショート動画を実現するようにしてください。

そのためにも、制作会社の一方的な提案だけでなく、お互いの意見を擦り合わせながら作っていけるパートナーを選ぶようにしましょう。
制作へ入る前に納得いくまで打ち合わせできるような相手が理想です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ショート動画は若い世代、Z世代を中心としながら多くの年代が利用しているコンテンツです。
ただのエンタメコンテンツと捉えがちですが、感度の高い企業はトレンドに合わせて上手く活用し、自社の利益につなげています。

とはいえ、まだまだ活用している企業も少ないので、他社と差別化を狙うためにも今がチャンスだと思います。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

もし、ショート動画の活用方法が分からない・信頼できる動画制作会社を探している等ありましたら、株式会社K.OFFICEに一度ご相談ください。

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